TAKUMI建築設計室
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T邸の門
 
用途:    門
建築場所: 大和高田市内
竣工:   
 2016年4月
建築面積: 2.36㎡


 T邸の門は主屋が既に建っており、敷地の境界を明確にするための門と塀を設けて、車庫の屋根を設置する計画依頼であった。
 建物と門を一緒に計画することは今までにもあったが、門と外構のみを設計するというのは思いのほか、難しく、まとめ上げるまでに予想以上に時間を費やしてしまった。
 主屋は、施主のお父さんが建築されたもので、お父さんが亡くなられたのを期に、今までのお住まいから引越されるというもの。また、施主は土木業を営んでおられ、業界内での付合いも多く、簡易なものではなく、風格のあるものを造って欲しいとの要望であった。ところが、門を造るには主屋玄関から道路までの距離があまり無く、門からの奥行が取れず要望されている風格のあるものになるのか悩んだ。奥行がない分、間口の長さをゆったり取り、屋根を支える桁をしっかり見せることで存在感を出すようにし、また、門の屋根勾配を主屋のものと合わせて、一体感を感じられ、敷地全体で違和感のないものになるように努めた。
 門の材料は、吉野杉の赤身材を使った。通常、外部で木を使用する場合、檜を使うことが多いが、今回は杉の木目がもつ柔らかい感じと檜には無い独特の存在感が合うと思った。幸運にも、230年をこえる良質の赤身材を入手でき、思い描いていたもの以上の出来栄えになった。
 出来上がった門は、全てが化粧材であり、木目の美しさを存分に見せつつ、主屋の軒裏の化粧垂木とも呼応し、主屋とも違和感なくまとめることができたと思う。既存の主屋に新しい門が付随し、先代の意思を受け継ぎつつ、世代交代となる生活が新たに始まり、ご家系の発展に相応しいものになることを祈念する。





正面


 



北西側から望む





北東側から望む





正面



 

門灯と表札





門前から西側を望む
(屋根を受ける桁・棟木は直径80cmを超える230年ものの吉野杉の赤身材)



 

軒裏



 

 
北西からのディテール




                 

内側の様子


 

                 

側面
(亡くなられたお父さんが作られたポストを再利用)


 


塀と紅葉





塀の鉄平石









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