TAKUMI建築設計室
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香芝の家
用途:    専用住宅
建築場所:  奈良県内
竣工:    
2015年3月
構造:    木造
規模:    2階建て
延べ床面積: 
173.6u 

 「香芝の家」 は30年以上前に造成された閑静な住宅街に建ち、新しく造成された住宅街にはない、とても落ち着きのある環境に恵まれている。
 多忙な日々を過ごされている御夫妻に、休日ゆっくりと自宅で過ごして頂けるように、最初は建物の中央に壁に囲まれた中庭をもつプランを提案した。また、将来高齢になった時に寝室が2階だと毎日の移動が負担になってくることから、子供部屋以外は全て1階に配置することも考えた。しかし、打合せを重ねる内に御夫婦が何を一番大切に考えているかが見えてきた。第一はどの部屋(居室)も南面して、明るさを確保すること。第二は、各部屋の大きさをある程度の広さを確保すること。第三は中庭的な空間があること。第四に全体的に和風(日本らしさ)の雰囲気をもち、大きな屋根があること。第五として植栽は極力少なくするが、住宅らしいものとなるように効果的に植栽すること、などが主なものであった。
 今回も結果的に3つのプランを提案することになったが、時間を掛けて打合せを重ねることで、なんとか満足して頂けるプランにたどり着くことができたと思っている。

 構造材や仕上材には、奈良県の吉野材の檜と杉を積極的に使用している。梁は通常、米松を使うことが多いが、1階のリビング・ダイニングには意匠的に構造材を露出させて綺麗な木目で日本らしさと温もりを感じられる空間となるように、吉野材の杉を使用している。この梁は120x420の断面で長さがL=6000のものが必要であったが、これ程のものは市場になく、以前から好意にして頂いている材木店さんに相談したところ、この物件の為に原木を探してくれることになり、見事な原木を探し出してくれた。それを製材したところ、殆ど節のない予想以上に素晴らしい材料を手に入れることができた。こういうことは、顔が見えない仕事の中では、決して生まれない出来事だと思う。

 性能的には、長期優良住宅の認定を受け、2世代に渡って使用できるだけの性能を持ち、また、屋根には太陽光発電パネルを設置し、電力消費も抑えたものとなり、弊事務所にとっても、次世代に向けた、一つのモデルケースと位置づけられる建物となった。


南面外観




南東からの外観




南西からの外観


 

アプローチ


 

2階バルコニーの駐車場からの見上げ


 

1階和室前の有孔ブロック


 

2階バルコニーからの二上山の眺め


 

東面外観
(2階の外壁は吉野杉の赤身材を使用)


 

シマトネリコとデッキのある中庭
(デッキ材は人口木材)




有効ブロックで囲まれた中庭の様子




心が和む中庭の植栽


 

ダイニングからリビング空間
(床材は吉野材・無垢の檜)


 

ダイニングと一体感のある中庭の様子




リビングから望む中庭の様子




リビングと2階への階段




2階のファミリースペースからも二上山が望める
(床材は吉野材・無垢の杉材)




勾配天井の洋室
(床材は吉野材・無垢の杉材)




玄関ホール




玄関ホールからキッチンを望む




洗面脱衣室




格子越しのリビング




中庭の有孔ブロック




曲面天井の階段空間




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